ルノーが、まだカルロス・サインツ(トロロッソ)の獲得を視野に入れていることを認めた。
■レッドブルとの契約にしばられているサインツ
昨年、ルノーが2017年シーズンに向けてサインツの獲得に動いたことはすでに知られている。だが、サインツを契約下に置くレッドブルは、ジュニアチームのトロロッソに所属するサインツの契約解除を認めなかった。
2015年にトロロッソでF1デビューを飾った22歳のサインツは今季トロロッソで3シーズン目のF1を過ごしているが、2018年もまだレッドブルとの契約が残っている。
しかし、将来有望なドライバーとして定評のあるサインツには、フェルナンド・アロンソの残留が不透明となっているマクラーレンが目をつけているとのうわさもささやかれている。
そして、ルノーもいまだにサインツ獲得をあきらめていないようだ。
■サインツ獲得の望みを捨てていないルノー
「正直な話、確かに我々は彼から目を離さないようにしているよ」
サインツの母国スペインのテレビ局『Movistar(モビスター)』にそう語ったルノーのシリル・アビテブール(マネジングディレクター)は次のように続けた。
「彼がレッドブルと長期契約を結んでいることは理解している。だが我々も彼らとは交渉を重ねてきている。どうなるか様子を見よう」
「彼は来年も(レッドブルとの)契約がある。だが、もし彼を獲得するチャンスがあるのなら、我々はそれに興味があることを否定はしないよ」