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【ホンダF1】次戦オーストリアGPに新スペックPUを投入

2017年06月27日(火)18:26 pm

ホンダがついに来週末に開催されるF1第9戦オーストリアGPに「スペック3」となる改良パワーユニットを投入することになるようだ。

■新スペック投入も懸命な開発を継続

ホンダは先週末にバクーで開催されたアゼルバイジャンGPにも小さな改良を加えたエンジンを持ち込んでいた。

だが、ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介は、オーストリアGPの舞台となるレッドブルリンクにいよいよ待ちわびていた「スペック3」パワーユニットを投入することになると語り、次のように続けた。

「その間にも、我々はギャップを縮めていくために最善を尽くして開発を継続していきます」

■ライバルとの差はものすごく大きい

だが、実際のところマクラーレンのドライバーを務めるストフェル・バンドーンは、その新スペックエンジンでもまだ十分ではないだろうと考えている。

先週末のバクーでは、混乱に乗じるかたちでフェルナンド・アロンソが9位入賞を果たし、チームに今季初ポイントをもたらしていた。だがバンドーンは、いずれにしてもバクーの長いストレートではホンダパワーユニットのパワーはまったく不足していたと母国ベルギーのテレビ局『RTBF』に次のように語った。

「僕はザウバー勢よりは速かったんだ。だけど、ストレートでは彼らに対して何もすることはできなかった」

「僕たちのパワーがこれほど劣っていることを思えば、チームは初ポイントを得るにふさわしかったよ。非常に困難な時期を経てきただけにね」

「だけど、まだ成し遂げるべき仕事がたくさん残っている」

そう語ったバンドーンは、次のように付け加えた。

「僕たちはまだはるかに遅れているからね」

昨年で引退したジェンソン・バトンの後任として今年からマクラーレン・ホンダのフルタイムドライバーとなった25歳のバンドーンだが、今季はここまでまだ1ポイントも獲得することができていない。アロンソとのパフォーマンス差の大きさも指摘されるようになっているだけに、これからも試練の時が続きそうだ。

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