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ストロールの初表彰台獲得は秘密テストのおかげ?

2017年06月27日(火)16:48 pm

先週末のF1アゼルバイジャンGPではウィリアムズのルーキー、ランス・ストロールが3位となりF1で初めての表彰台に上った。

【ハイライト映像】「何というレースだ!」接触、赤旗、ペナルティ、初優勝、初表彰台、初入賞・・・F1アゼルバイジャンGP

■地元カナダでの初ポイント獲得から2戦目で表彰台

今季18歳の若さでF1デビューを飾ったストロールだが、第6戦モナコGPまでは一度もトップ10圏内でレースを終えることができずノーポイントが続いていた。

だが、地元カナダで行われた第7戦カナダGPでは予選では17番手だったものの、決勝ではうまくチャンスを生かして9位入賞を達成。今季初ポイントを獲得していた。

そして迎えた先週末の第8戦アゼルバイジャンGPでは予選で初めてQ3進出を果たすと、さらに初めてチームメートのフェリペ・マッサを上回り、8番手の位置を確保していた。

そして決勝では上位勢がトラブルに見舞われて後退していく中、堅実な走行を続け、惜しくも最後にゴール直前でバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)に2位の座を奪われたものの、見事に参戦8戦目にして初表彰台をゲットしている。

■COTAでプライベートテストを行っていたストロール

シーズン序盤はミスによるクラッシュも多く、その実力が疑われ続けてきたストロールが汚名返上を達成したとも言えそうだ。しかし、大富豪の父親による強力な支援がなければ、ストロールの今回の表彰台も実現しなかったかもしれないという見方もある。

実は、ストロールはアゼルバイジャンGPを迎える前にアメリカでプライベートテストを行っていたことが明らかとなっている。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、ストロールはアメリカGPの舞台ともなるテキサスのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)でウィリアムズの2014年型マシンを使ったテスト走行を行っていたのだという。

■テストは関係ないと父親

トミーヒルフィガーなどの世界的ファッションブランドを展開する父親のローレンス・ストロールは、そのテストがアゼルバイジャンでの表彰台獲得につながったと思うかと質問されると次のように答えた。

「正直に言って、あのテストが役に立ったとはまったく考えていないよ」

「それに、(テストは)9か月も前から予定されていたものなんだ。私は、ランスを助けたのは時間だと思っている」

「すべてのレースで周回を重ねることが前進につながっているんだ。F1では本当のテストを行うことはできないから、彼にとってはすべてのレースがテストだからね」

そう述べたローレンス・ストロールは、次のように付け加えた。

「今年はタイヤもクルマも変わっているし、これまでにこれほどルーキーにとって困難な年はなかったよ」

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