F1アゼルバイジャンGP決勝レースで『2度のリタイア』を経験してしまったキミ・ライコネン(フェラーリ)は、「今日、僕たちには手の届かないものが多くあったし、残念ながら大きな代償を払ってしまった」と、波乱のレースを次のように振り返った。
●【ハイライト映像】「何というレースだ!」接触、赤旗、ペナルティ、初優勝、初表彰台、初入賞・・・F1アゼルバイジャンGP
■ボッタスとの接触でダメージ
「スタート直後、2コーナーでバルテリ・ボッタス(メルセデス)に当てられた。彼が何をしているのかわからないよ。彼はすごく早くブレーキングしていたが、おそらく彼はそのことに気づいてブレーキを緩めたため、侵入スピードが速すぎて僕に当たったんだと思う。
そのため、僕のクルマのリアがウォールに当たってしまい、大きなダメージを受けてしまった。僕たちはレースを続けることはできたけど、不運だったよ」
■パンクにより1度目のリタイア
「2台のフォースインディアが接触した時、いくつものデブリ(破片)が飛び散って、(それを踏んだ)僕のリアタイヤを破壊したんだ。
その結果、(パンクしたタイヤが)僕のフロア全体とリアウィングがダメージを受け、(ピットで)僕たちはリタイアすることに決めたんだ」
■コース復帰、そして2度目のリタイア
「(その後)赤旗によりレースが中断されたので、僕たちはレースに戻れるかもしれないと思って、修復を始めたんだ。
メカニックたちは驚くべき仕事をしてくれて、フロアとエンドプレートをすごく短時間で交換できた。
だけど、明らかに僕のクルマは完璧とはほど遠かったから、僕たちは止めることにしたんだ。レースで2回もリタイアするなんて、良い日ではないね。
クルマは良かったから、これらのことが起こってガッカリだ。僕たちにできることは他にはなかった。僕たちはベストを尽くしたよ」。