フェルナンド・アロンソが、今シーズン後半にはマクラーレン・ホンダが調子を上げてくるだろうという期待をのぞかせた。
先週末に行われたインディ500に初挑戦するために同じ日程で開催されたF1モナコGPを欠場したアロンソだが、そのことに全く後悔はしていないと主張している。
今季のホンダパワーユニットの信頼性とパフォーマンス不足に泣かされているアロンソだが、皮肉なことにインディ500決勝でも200周のレースが残り20周となったところでホンダエンジンのトラブルでリタイアとなってしまった。
■また改善に取り組み続ける
ともあれ、次戦カナダGP(6月11日決勝)では、アロンソが再びマクラーレン・ホンダMCL32のステアリングを握ることになる。
アロンソの母国スペインの『Marca(マルカ)』が報じたところによれば、今週ニューヨークを訪れた35歳のアロンソはカナダGPに向けて次のように語っている。
「今後に向けて、カナダではまた改善に取り組み続けるよ」
「クルマは常にいいパフォーマンスを発揮しているようだ。バルセロナ(第5戦スペインGP)では7番グリッドにつけたし、モナコでは2台のクルマがいずれもQ3に進んだんだからね」
「シーズン後半には、僕たちの競争力はもっと増すと思うよ」
■来季以降のことを考えるのはまだ早すぎる
しかし、マクラーレンとの契約が今季で満期を迎えるアロンソの来季についてはまだ不透明なままだ。アロンソもライバルチームへ移籍する可能性を否定していない。
「今後に向けては、まだ何もはっきりしていないよ。だけどこれまで以上に可能性は増えていると思っている」
そう語ったアロンソは、「まだ早すぎるよ」とコメントしつつ、次のように付け加えた。
「夏休みの後で、落ち着いた状態ですべてを検討するつもりだし、もっとも魅力的なものを選ぶことになると思う。どんな可能性も除外しないし、すべてに対してオープンだよ。僕が追い求めているものは常に、勝つことなんだ」