パスカル・ウェーレイン(ザウバー)が再び首を痛めた可能性があるようだ。
【動画】ウェーレイン危機一髪、バトンと接触し横転/F1モナコGP
■首のけがで開幕2戦を欠場していたウェーレイン
ウェーレインは今年1月にマイアミで開催されたROC(レース・オブ・チャンピオンズ)に出場していたが、その際に起きたクラッシュにより首の椎骨(ついこつ)を骨折するというけがを負い、今季のF1開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPを欠場していた。
第5戦スペインGPでは1ストップ作戦を敢行し、見事に8位入賞を果たしザウバーに今季初ポイントとなる4ポイントを持ち帰る活躍を見せていた。
■モナコGPで再び首を負傷?
ところが、先週末に行われたモナコGP決勝でフェルナンド・アロンソの代役として出走していたマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンにターン8でクラッシュされ、ウェーレインのマシンが横向きになってバリアにたたきつけられるというクラッシュが発生。
クルマから助け出されたウェーレインは自力で歩くことはできていたものの、ドイツのテレビ局『RTL』はこのクラッシュの後でウェーレインが背中の痛みを訴えたと報じている。
「うん、来週スキャンを受ける必要があるよ」と22歳のウェーレインは『RTL』に語った。
■今週CTスキャンを受診
ウェーレインはさらに、ブラジルの『Globo(グローボ)』にも次のように語っている。
「問題ないことを期待しているよ」
「僕はまたバリアに頭をぶつけてしまったから、新たに背中のCTスキャンを受ける必要があるんだ。どうなるか様子を見ないとね」
そう語ったウェーレインは、次のように付け加えた。
「大丈夫だとは思うけれど、以前もけがをしていただけにまだ分からないんだ」