F1モナコGP決勝レースの終盤、トンネル入口手前でジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)とパスカル・ウェーレイン(ザウバー)が接触し、両者ともリタイアとなった。
前を行くウェーレインのイン側に飛び込んだバトンだったが、イン側に入ったバトンの左フロントタイヤに、ターンインしてきたウェーレインの右リアタイヤが乗り上げる形になって接触した。この接触で浮き上がったウェーレインは、そのままアウト側のバリアに引っかかる形で90度横転した状態でストップした。
ウェーレインは1月のレース・オブ・チャンピオンズでクラッシュして横転し、ヘルメットがバリアに接触した影響で椎骨(ついこつ)を3箇所も骨折したことでトレーニング不足になってしまったために開幕から2戦を欠場していた。
幸いウェーレインは無線で無事を伝え、レスキューに助けられた後、自分の足で歩いている。
バトンは左フロントサスペンションを壊してしまい、リタイアとなった。
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