超高速のインディ500と、超低速のF1モナコGPという、2つの異なる伝統のレースに同時に挑むマクラーレン・ホンダが、粋な演出をしてみせた。
●【決勝タイム結果・画像】2017年F1第6戦モナコGP決勝レース、周回数、ピット回数
28日(日)、2017年F1第6戦モナコGP決勝レース直前、アメリカでインディ500レースを控えたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が、代役としてF1モナコGP決勝レース直前のジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)の無線に国際電話で激励した。
ジェンソン・バトンは、パワーユニット交換をしたため15グリッド降格ペナルティで最後尾スタートが決定していたが、予選後の車両保管時にフロア交換やセットアップを変更するなどしたため、ピットレーンスタートを選択している。
F1モナコGPスタート直前、バトンがガレージからピットレーンスタート位置へ進んでいる時、アロンソからバトンへ国際電話で無線が入った。
アロンソ:「昨日の予選すごかったね!僕のクルマの面倒見ておいてね」
バトン:「ああ、わかった。君のシートでオシッコしておくよ!(笑)」
2つの伝統のレースに挑む2人のベテランのユーモアたっぷりな会話は余裕を感じさせるものだ。マクラーレン・ホンダは、F1モナコGPでポイント獲得を狙ってレースを戦い、レース後、インディ500レーススタートを迎える。