ロマン・グロージャン(ハースF1)が、グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)の理事に就任した。
GPDAはF1ドライバーの権利を守り、安全性を向上するために活動している。これまではジェンソン・バトンが理事を務めていたが、昨年末でF1を離れ、理事を辞任した。
これを受けて、後任を選ぶ投票がF1第4戦ロシアGPで行われ、グロージャンが選ばれた。
GPDA会長で元F1ドライバーのアレキサンダー・ブルツは、頭部保護装置の導入に前向きな姿勢を示してきたが、グロージャンはそうしたシステムに否定的な態度を取っている。
グロージャンは、こうした意見の不一致についてGPDAの声明で触れ、次のように述べている。
「僕たちレーシングドライバーは常に意見が一致するわけじゃない。それでも、自分たちのスポーツのために最善を尽くしたいという点で、僕たちは団結している」
会長のブルツは、声明の中で次のように述べている。
「この数年間、ジェンソンと働けたことをうれしく思う。彼は常にドライバーとこのスポーツを最優先に考えてくれた」
「ロマンはGPDAのメンバーとして、ここ数年、非常に積極的に活動していた。このスポーツに対してたくさんのエネルギーとアイデアを持っている」
もう一人の理事は、引き続きセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が務める。