マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、ホンダのパワーユニットにトラブルが続いていることについて、「信じられない」と話している。
■開幕4戦目で早くも5基目を投入
第3戦バーレーンGPで、ホンダのエネルギー回生装置に立て続けにトラブルが発生。次のロシアGP(30日決勝)は、これに対処した改良を施して臨んだ。
しかし、初日にストフェル・バンドーンに別のトラブルが発生し、パワーユニットを交換しなければならなかった。
ルールで認められているのは年間4基までだが、早くも5基目を使用することになったため、バンドーンは15グリッド降格のペナルティーを科される。
■「4戦目でこんなことになるなんて」とアロンソ
これを受けてアロンソが次のように語ったとスペインのメディアが伝えている。
「4戦目でこんなことになるなんて、信じられないよ。不具合は何度も起きているし、またフリー走行で発生した。自信にはならないね」
「クルマはバーレーンと同じだから、最初の3戦でトラブルが起きたということは、同じことがここでも、バルセロナ(スペインGP/5月14日決勝)でも、モナコ(5月28日決勝)でもあり得るということだ」
「(新型パワーユニットは)カナダまでは手に入らないと思う。マクラーレンとしては、毎レース、空力面での改良を持ち込む予定だ。カナダでは、ホンダから来るもので、少なくとも戦いに加われるようになることを願っている」
■グリッド降格も「大した違いはない」とバンドーン
最後尾スタートがほぼ確実となっているバンドーンは、次のように話している。
「いつかこうなることは分かっていた」
「今の自分たちの位置を考えれば、大した違いはないと思う」