FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)の会長を務めるジャン・トッドは、ついに王者メルセデスAMGにとって本当のライバルが登場したと考えている。
もちろん、トッドが言及しているのは今季のF1開幕戦オーストラリアGPで優勝をとげたフェラーリのセバスチャン・ベッテルのことだ。
トッドがかつてフェラーリのチーム代表としてミハエル・シューマッハとともにフェラーリに黄金時代をもたらしたことはよく知られている。
そのトッドは、現在のフェラーリにおけるベッテルの存在は「ミハエル・シューマッハを思い起こさせる」とドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に語り、次のように続けた。
「彼らはどちらも同じように勝利に飢えている。それは非常に素晴らしいことだ。それによってチーム全体を成功に導くことができるからね」
「ベッテルのオーストラリアでの勝利はF1にとって重要なものだった。ついにメルセデスAMGにライバルが登場したということだからね」