3月26日(日)、2017年F1第1戦オーストラリアGP、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km)で行われた決勝レースは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが2015年F1シンガポールGP以来となる通算43勝目を挙げた。
今シーズンからタイヤが太くなり、クルマの幅も広がり、低くなって、見た目もワイドになった新F1カー。レギュレーションが変わったことで、タイムは速くなり、ドライバーからも好評だ。
では、タイヤが太くなったことで、タイヤ交換の速さにも影響はあるのだろうか?
今年最初の『最速ピットストップ』をチェックしてみよう。これはDHLがスポンサーになっている『2017 DHL ファステスト・ピットストップ・アワード』というもので、ピットクルーが競い合う選手権だ。
ピットストップでは圧倒的な速さを見せているのがウィリアムズのクルー。昨年のピットストップ・チャンピオンを獲得したウィリアムズは、タイヤが太くなった今年も強かった。
■2017 DHL ファステスト・ピットストップ・アワード
F1開幕戦オーストラリアGP
順 チーム ドライバー タイム ポイント
1 ウィリアムズ マッサ 2.34 25
2 メルセデス ボッタス 2.47 18
3 ウィリアムズ ストロール 2.65 15
4 トロロッソ サインツ 2.95 12
5 フェラーリ ベッテル 2.98 10
6 メルセデス ハミルトン 3.03 8
7 レッドブル フェルスタッペン 3.14 6
8 フォース・インディア ペレス 3.15 4
9 フォース・インディア オコン 3.19 2
10 フェラーリ ライコネン 3.23 1
なお、ウィリアムズの右後ろでニュータイヤをはめているのは、日本人クルーの白幡勝広さんだ。
ピットストップも、ウィリアムズの速さ、白幡さんの活躍などに注目して見てみると面白いだろう。