7日(火)、今シーズン2回目のF1プレシーズンテストがバルセロナ・サーキットで始まった。
■1分22秒を切れないマクラーレン・ホンダ
午前中、またもマクラーレン・ホンダにトラブルが発生し、ホンダエンジンの交換作業をした。マクラーレンは開発が進まないことに「イライラする」と語った。
午後は走行をしたもののタイムは伸びず、テスト5日間を通して昨年のポールポジションタイム1分22秒000を切れない唯一のチームとなった。
1日を通して80周を走行できたのはポジティブな要因だが、信頼性を重視しても圧倒的に速さがないのは大きな問題だ。
■トップはウィリアムズ
1日を通してトップタイムを記録したのは、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)だ。周回数も168周を走行し、速さ、信頼性の高さを示した。同じく1分19秒台なのは、2番手のダニエル・リカルド(レッドブル)と3番手のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だ。
メルセデスAMGは、午前のルイス・ハミルトン、午後のバルテリ・ボッタスともに1分20秒台にとどまったが、今日のプログラムではタイムは重視していないようだ。
■ウェーレイン、痛みもなく初走行楽しむ
背中の怪我により1回目のテストを見送っていたパスカル・ウェーレイン(ザウバー)が初走行。同僚のマーカス・エリクソンを上回るタイムで終えており、走行後も「新車のフィーリングはすごくよかった」と好感触の様子だ。
■最終F1テスト:1日目総合タイム
順 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 周 | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マッサ | ウィリアムズ | 1:19.726 | - | 168 | 23 |
2 | リカルド | レッドブル | 1:19.900 | 0.174 | 89 | 16 |
3 | ベッテル | フェラーリ | 1:19.906 | 0.180 | 168 | 28 |
4 | ハミルトン | メルセデス | 1:20.456 | 0.730 | 49 | 4 |
5 | ボッタス | メルセデス | 1:20.924 | 1.198 | 86 | 6 |
6 | オコン | Fインディア | 1:21.347 | 1.621 | 142 | 17 |
7 | ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:21.589 | 1.863 | 58 | 6 |
8 | マグヌッセン | ハース | 1:21.676 | 1.950 | 81 | 21 |
9 | クビアト | トロロッソ | 1:21.743 | 2.017 | 83 | 23 |
10 | バンドーン | マクラーレン | 1:22.537 | 2.811 | 80 | 16 |
11 | ウェーレイン | ザウバー | 1:23.336 | 3.610 | 47 | 11 |
12 | エリクソン | ザウバー | 1:23.630 | 3.904 | 53 | 8 |
13 | パーマー | ルノー | 1:24.790 | 5.064 | 15 | 3 |