2014年からソチで開催されているF1ロシアGPだが、このほど開催契約が2025年まで延長されたというニュースが伝えられている。
一時は財政上の問題により開催継続が危ぶまれていると伝えられていたロシアGPだが、最近ソチのレース主催者が公的ファンドによる支援がなくとも十分に開催権料の支払いを続けることができるだけのスポンサーを獲得したようだとの報道が行われていた。
そして、このほどロシアのVTBグループが、今年からロシアGPのタイトルスポンサーとなることが明らかとなった。VTBは為替銀行であるVTBを中心に世界19か国でビジネスを展開する金融グループだ。
ロシアの副首相を務めるドミトリー・コザックも、『Tass(タス通信)』に次のように語った。
「交渉が行われてきたが、ロシアでのF1開催契約が2025年まで延長された」
最近では、2010年に初開催された韓国GPは4年、2011年に初開催されたインドGPは3年で姿を消すなど、せっかくF1開催を実現しても短命で終わるGPが増えていた。
だが、今年4年目の開催を迎えるロシアGPに関しては、その壁を乗り越えることができるようだ。