今季マクラーレン・ホンダからフルタイムドライバーとして初のF1シーズンに臨むストフェル・バンドーンが、チームメートのフェルナンド・アロンソよりは時間的なプレッシャーは小さいと認めた。
■アロンソに比べれば時間がある
ベルギー出身の24歳のバンドーンだが、名門マクラーレンで優勝を果たし、タイトルを狙うためにはまだしばらく忍耐の時期を過ごす必要があるだろうと考えている。
だが、『Het Laatste Nieuws(ヘト・ラーツテ・ニュース)』紙とのインタビューにおいて、バンドーンはすでに35歳となったチームメートのアロンソよりはもっと長い時間をかけてタイトル獲得を目指すことができると次のように語った。
「その通りだね。僕にはまだ時間があるし、将来に向けて強さを増していく余裕がある。そして僕はこのチームでそれをやりたいと望んでいるんだ」
「だけど、できるだけ早く勝利できればそのほうがいいということに変わりはないけれどね」
■フェルスタッペンとの比較は気にしない
一方、バンドーンは17歳でF1デビューを飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が素晴らしい活躍を見せていることが、同じように高い評価を受けてきた自分にとって大きなプレッシャーとなるのではないかとの見方に対しても次のように反論している。
「それについてはほとんど気にしていないよ。このチームで将来に向けた準備をすることのほうがほかのドライバーたちとの比較よりももっと大切なことだからね」
■MCL32はライバルチームのクルマより先進的
そのバンドーンは、過去2年間は不本意な結果に終わったマクラーレン・ホンダだが、オレンジと黒で彩られた今年のマクラーレン・ホンダMCL32には期待ができると次のように続けた。
「シミュレーターやエンジンベンチで得られた数値や、ほかのクルマを目にした上で、僕は自分たちのクルマのほうがもっと先進的でうまく開発されているんじゃないかという印象を抱いているよ」
「いずれにせよ、レギュレーションの変更によって過去2年の差を縮める大きなチャンスがあるはずさ」とバンドーンは付け加えた。