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マクラーレン・ホンダも「疑惑のサスペンションシステム」を導入

2017年02月27日(月)17:04 pm

現在、メルセデスAMGとレッドブルが採用しているサスペンションシステムに対し、かつて禁止されたフリック方式と呼ばれるものに近いとともにサスペンションそのものが空力効果をも持つと考えられており違法ではないかとの疑念を表明しているチームも少なくない。

■正式抗議に発展する可能性も

フェラーリでは統括団体であるFIA(国際自動車連盟)に対してそのサスペンションシステムの合法性について問い合わせを行ったものの、FIAとしては合法であるとの見解を示したと言われている。

だが、依然としてそのシステムは違法ではないかと考えているチームも多く、開幕戦F1オーストラリアGPでそのシステムが使われることがあれば、正式な異議申し立てに発展する可能性もあるのではないかと言われている。

■マクラーレンも同様のシステムを採用

このサスペンション問題に関し、マクラーレンはこれまで中立的な立場をとっていると報じられていた。だが、このほどその理由が明らかとなったようだ。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、マクラーレンも今季型車MCL32に同様のサスペンションシステムを採用したことが明らかになった。

■2018年に向けてルールを明確化する必要あり

マクラーレンのエンジニアリングディレクターを務めるマット・モーリスは、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「我々は合法だと信じるシステムを採用している」

「もし誰か抗議したいと考える者がいるのであれば、ルールを変えなければならないよ」

そう述べたモーリスは、次のように付け加えている。

「一番有益なことは、これらのことについて話し合いを行い、2018年に向けて明確化することだろうね」

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