マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、将来について決めるのは夏休み明けだろうと話している。
■メルセデスAMGから接触があったことを認めたアロンソ
24日(金)に行われたマクラーレンの新車発表会では、F1から突然引退したニコ・ロズベルグの後任を探すメルセデスAMGから接触があったかどうかについても質問が出た。『F1i.com』が伝えている。
「ロズベルグが引退したときに、僕も2日間ほど話をしたり電話をしたりした時期があったけれど、話し合う意味はなかった。僕はマクラーレンで満足だからね」
「まあメルセデスAMGとしても、ロズベルグのサプライズのせいで、全員にちょっとばかり確認する必要があったんだ。それも当然だよ」
■将来について考え始める時期は
マクラーレンとの契約は今年いっぱいで切れるが、これについて聞かれると、考え始めるのはシーズン後半だろうとアロンソは答えた。
「その質問に答えるのは夏休み明けにするよ。自分の中で腰を据えて考えるのは9月頃からでいいだろう。それから将来どうするか決めるよ」
引退のうわさもささやかれるアロンソだが、ロズベルグのようにモータースポーツを辞めることはできないだろうと話す。
「僕の場合は辞められないよ。麻薬みたいなものだ」
「引退するなんて、彼(ロズベルグ)はとても勇敢だった。そして今は別の人生を楽しんでいる」
「僕の性格は違う。僕はレーサーだ。80歳になっても、カートやレースで自分の前を走る若者を押しのけているんじゃないかな」
■新ルールでレーシングスピリットの復活を期待
アロンソは、今年のルール変更でレースの喜びがよみがえることを望んでいる。
「今年のクルマは、走る興奮の度合いが違うんじゃないかと期待しているよ」
「ここ4、5年、ターボエンジンになってからも、今のF1は少しレーシングスピリットが低下していた」
「バッテリーとかタイヤとか燃料とか、常に何かセーブしていて、レース中に思う存分攻めることは1周もなかったんだ」
「この新しいレギュレーションで、少しでもファイティングスピリットやレーシングスピリットが復活してほしいよ。それは最初の数レースではっきりすると思う」