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シューマッハJr.の成長をそっと見守って欲しいとFIA会長

FIA（国際自動車連盟）のジャン・トッド会長が、17歳のミック・シューマッハにプレッシャーをかけるようなことは慎んで欲しいと語った。

トッドと言えば、かつてフェラーリのチーム代表として7度F1王座についた記録を持つミハエル・シューマッハとともにフェラーリに黄金時代をもたらした人物だ。2013年末に起きたスキー事故で頭部に大けがを負い、今もなおスイスの自宅で療養中のミハエルとは親しい友人でもある。

だが、ミハエルの状況に関する情報がまったく伝えられないこともあり、今年からヨーロッパF3に参戦することになっている息子ミックへの注目度が非常に高まっているのも事実だ。

そのミックに関しては、フェラーリやメルセデスAMGが自分たちの育成ドライバーとして契約を結びたいと考えているとも報じられている。

だが、トッドはドイツの『SID通信』に次のように語った。

「ミックは素晴らしい少年だ。私は彼が赤ん坊だったころから知っているし、この子のことが大好きなんだ。私としてはみんなに対し、彼にあまりプレッシャーをかけないで欲しいとお願いするだけだよ」

「ミックは自分のやり方で成長を続けているところだ。だが、彼はレースを愛しているし、F4では自分の力を示してみせた」

そう述べた70歳のトッドは、次のように締めくくっている。

「彼が成長を続けられるよう、そっとしておくべきだよ」