NEXT...F1開催スケジュール

“自分の”ポルシェ911 GT3 RSでファクトリーチームに勝利、ワークスドライバーの高い技術/モンテカルロ・ラリー

2017年01月30日(月)6:44 am

ポルシェAGのワークスドライバーであるロマン・デュマは、自らが所有するポルシェ 911 GT3 RSで世界ラリー選手権(WRC)のシーズン開幕戦モンテ・カルロ・ラリーに出場し、RGTクラスで優勝した。

デュマは、ポルシェ919ハイブリッドを駆り、『ル・マン24時間レース』と『FIA世界耐久選手権(WEC)』で優勝経験を持っているが、サーキットのみならず雪と氷の上でも卓越した運転技術を発揮するドライバーであることを証明した。

■自らが所有するポルシェでファクトリーチーム勢に勝利

39歳になるフランス人のロマン・デュマは、コ・ドライバーのジル・ド・テュルクハイムと共に、手強いファクトリーチーム勢を退けてモンテ・カルロ・ラリーにおける自身最大の成功を手にした。この「ラリーの女王」と呼ばれるレースに挑んだのはこれが2回目での快挙だ。

「まるでカミソリの刃の上を走っているような、些細なミスが命取りになる非常に難しいラリーでした。14のスペシャルステージのうち13ステージが雪と氷に覆われていました。コースアウトしないよう、きわめて慎重な運転が求められました」

「けれども私たちは911 GT3 RSを無事にフィニッシュさせることができました。困難の多いラリーでしたが、大いに楽しめました。もちろん、モンテ・カルロ・ラリーへの挑戦をこれで終わりにするつもりはありません」

■世界屈指のオールラウンダー

ポルシェのワークスドライバーとして2004年以来、数多くの勝利とタイトルを獲得してきたロマン・デュマは、国際的な自動車レースにおいて世界屈指のオールラウンダーとして知られている。

2015年と2016年には、ロッキー山脈にある標高4,301メートルの山の頂まで駆け上がる壮大なスプリントレース、パイクス・ピークインターナショナルヒルクライムで総合優勝を達成。初挑戦であった2013年には、自分の911 GT3 Rでクラス優勝を果たし、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの称号を獲得している。

■ダカール・ラリーにも参戦

またモンテ・カルロ・ラリーの前には、世界に名高いダカール・ラリーにも参戦し、3度目の挑戦となった今回は自己最高の総合8位という素晴らしい成績を残している。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック