破産して管財人の管理下に置かれてきたマノーチームだが、期日1月27日(金)までに新たな出資者との話がまとまらず、マノーは解散することになった。これにより、2017年のF1は10チーム20人で争われることになる。
■1月6日に破産申請、出資者を探したが
マノーの運営会社ジャスト・レーシング・サービスは1月6日に破産申請をし、『FRPアドバイザリー』の管理下に置かれてきたが、FRPアドバイザリーは新たな出資者を期日内に見つけることはできなかった。
マノーのジャスト・レーシング・サービスは、27日金曜日に運営を中止し、マノーは事実上消滅した。
スタッフは金曜日に自宅へ帰り、31日火曜日に1月分の給与支払いが終わると解雇されることになるという。
FRPアドバイザリーは、「グループを運営維持するだけの経営・財務構造はない」と語っており、マノーを続けるために出資者探しをしたものの「現在の形でビジネスを続ける解決策が見つからなかった」と述べた。
■もう復活は無理?
ところが、マノーの旅は永遠に終了したわけではなさそうだ。新たな購入者がいれば、チームの買い取りは可能だという。
しかし、たとえ新たな購入者が出てきたとしても、F1開幕戦が約2ヶ月後の3月26日に迫っており、マノーにとって状況は簡単ではなさそうだ。
F1はバーニー・エクレストン時代が終わり、アメリカのリバティ・メディアによる新F1が始まったばかりだが、2017年のF1は10チーム20人で争われることになる。