マクラーレンのエグゼクティブディレクターに就任したザック・ブラウンが、2017年にマクラーレン・ホンダからF1フル参戦を開始するストフェル・バンドーンはF1史上まれに見る逸材だと主張した。
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2015年に圧倒的大差をつけてGP2のシリーズチャンピオンとなったバンドーンは、2016年のF1第2戦バーレーンGPで負傷欠場のフェルナンド・アロンソに代わってF1デビューを果たし、見事に初レースで10位入賞を果たしている。
だが、ブラウンはバンドーンの母国ベルギーの『Het Laatste Nieuws(ヘト・ラーツテ・ニュース)』紙に対し、バンドーンはこれまでに彼が残した記録以上の力を持つドライバーだと次のように語った。
「我々は幸運にもフェルナンド・アロンソとストフェルという2人のトップドライバーを持つことができた」
「私は、ストフェルはミハエル・シューマッハ、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、そしてアイルトン・セナといったドライバーたちと同じカテゴリーに入ると考えている。ストフェルとフェルナンドが同じチームで一緒に戦うのは驚きだと思うよ」
ベルギーの記者たちの中には、ルーキーのバンドーンがF1の歴史に名を残す偉大なドライバーたちにもひけをとらないという発言に対し、ややけげんな表情を浮かべながら聞いていた者たちもいたようだ。
だが、ブラウンは、「皆さんは聞き違えてはいないよ。私はストフェルをそのカテゴリーに入れている」と主張し、次のように続けた。
「彼はF1でトップドライバーに成長できる力を持っているよ。ストフェルは非常に優れたドライバーだし、将来のF1チャンピオンだ」
「彼もいくつかルーキーらしい失敗を犯すこともあるだろう。だが、彼はすぐに学んでいくよ」