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ジャン・アレジ「息子にF1はまだ早い」

2017年01月06日(金)17:17 pm

元F1ドライバーのジャン・アレジが、17歳となった息子のジュリアーノにとってF1を考えるのはまだ早すぎると語った。

アレジはまず、フェラーリがイタリア出身のアントニオ・ジョビナッツィを2017年の控えドライバーに指名したことを歓迎するコメントを行った。

■ジョビナッツィは有望だとアレジ

2016年にはGP2シリーズで最後までタイトル争いを演じたジョビナッツィだが、惜しくも最終ラウンドで逆転され、ランキングは2位で終えている。だが、その後フェラーリが正式に控えドライバーに登用することを発表。23歳のイタリア人ドライバーが着実にF1への足掛かりを得たことになる。

フランス出身のアレジは、ジョビナッツィがフェラーリの控えドライバーに指名されたことはよいことだと『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「素晴らしいね。だが、もしフェラーリがこのチャンスを生かさなかったとすれば、それは驚きだっただろうね」

「ジョビナッツィは、今日では珍しい教養のある若者だ。だが、何よりも、彼は素晴らしいドライバーだよ。初めて臨んだGP2シリーズではタイトル獲得まであとわずかだった。今後彼に必要なのはある程度の走行経験を積むことだけだ」

■息子はまだGP3に専念すべき

そのアレジの17歳となる息子ジュリアーノもフェラーリの育成ドライバーであり、今年はGP3シリーズで2年目を迎えることになる。

最近はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のように若くしてF1にデビューし、活躍するドライバーが増えている。だが、アレジは、息子には時間をかけて成長してもらいたいと次のように語った。

「(フェラーリの)アカデミーで仕事をすることは保証となるものだ。ジュリアーノは焦ることなく成長することができる」

だが、もしジュリアーノが今季大きな成長を見せ、今年F1カーのテストを行うチャンスが生まれることもあるのではないかと質問されたアレジは、F1テストなどまだ早すぎると次のように主張した。

「もし必要なら、私はガレージの出口に横たわるよ! ジュリアーノは、今はGP3のことだけを考えればいいんだ」

「もし彼がどうしてもF1カーに乗りたいと言うのならうちに1台あるからそれに乗ればいいよ。そうすれば私も写真を撮ってやるさ」とアレジは付け加えた。

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