伝えられるところによれば、7度F1王座についたミハエル・シューマッハの息子ミックが、正式にメルセデスの育成ドライバーになるかもしれない。
現在、メルセデス育成ドライバーのパスカル・ウェーレインとエステバン・オコンは2016年シーズンにいずれもマノーからF1デビューを飾り、着実にキャリアアップの道を歩み始めている。
今季F1で21戦を戦った22歳のウェーレインは、突然F1引退を表明したニコ・ロズベルグの後任として来季は最強メルセデスAMGのシートを得るのではないかと言われている。そのウェーレインと同じマノーでシーズン後半にF1デビューを飾った20歳のオコンは、来季はより戦闘力の高いフォース・インディアへの移籍が決まっている。
そして『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』が伝えたところによれば、17歳のミック・シューマッハがその次の世代としてメルセデスと育成ドライバー契約を結ぶことになるだろうという。
今季はヨーロッパF4で2シーズン目を過ごしたミックだが、来季はヨーロッパF3選手権にステップアップすることになると考えられている。
うわさによれば、ミハエル・シューマッハが現役時代に所属していたフェラーリとメルセデスAMGが、ミックを自分たちの契約下に置こうと争奪戦を繰り広げているとも言われていた。
だが、『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』は、ドイツのシュトゥットガルト近郊にある街ジンデルフィンゲンで開催されたメルセデスのイベントにミックがメルセデスAMGのチームジャケットを身に着けて姿を見せた画像を紹介し、次のように付け加えている。
「それは近いうちに公式発表されるだろう。だが、今のところ誰もこれを認めようとはしていない」