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ロズベルグ「もうハミルトンを批判するのはやめよう」

2016年のF1チャンピオンとなったニコ・ロズベルグ（メルセデスAMG）が、最大のライバルであったチームメートのルイス・ハミルトンが最終戦アブダビGP決勝で展開した作戦のことを話題にするのはもうやめようと語った。

■アブダビGP後にやり玉にあげられたハミルトンの戦略

ハミルトンは、アブダビGP決勝終盤に、タイトル獲得に王手をかけていたチームメートのロズベルグをほかのライバルドライバーたちに追い抜かせようと、わざとペースを落として走行する作戦を展開。結局これが功を奏すことはなかったが、そのハミルトンの姿勢に対してはレース後に賛否両論が渦巻くこととなった。

特に、チームが出した指示を無視してそうした作戦をとり続けたハミルトンに対し、所属チームのメルセデスAMGは何らかの懲罰を検討しているとも言われている。

■これ以上話をしても意味がないとロズベルグ

だが、F1デビュー11年目にして初めてF1タイトルを手中に収めたロズベルグは、『BBC』に対し、チームがどうしてこの件に関して怒りを見せているのかは「理解できる」としながらも、次のように続けた。

「だけど、同時に、彼（ハミルトン）がとった態度もよく分かるよ。F1チャンピオンとなるのが最大の目標なんだ。だから、そのために可能なことはすべて試したいと彼が考えたことも理解できるんだ」

「もうこれに関する話はやめにしよう。これ以上この話題に関して話をしても意味がないよ。もう終わったことだし、もう過去のことだよ」