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「今シーズン最も重要なラップ」を決めたロズベルグ、実は守りに入っている?

2016年10月30日(日)19:43 pm

ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、チャンピオンに王手をかけて守りに入っていると元F1ドライバーのアレキサンダー・ブルツは考えている。

ロズベルグは、残り3戦で2位のルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)と26ポイント差のため、F1メキシコGP(30日決勝)であと24ポイント差をつければタイトルが確定する。

しかし、逆にロズベルグがリタイアしてハミルトンが優勝した場合、一気に1ポイント差に縮まる状況だ。

■ロズベルグの心理は?

ロズベルグはすべてのレースで優勝を狙っていくと語っているが、ブルツは実際は違うのではないかとオーストリアのテレビ局『ORF』に語っている。

「僕にははっきり見えるよ。彼の頭の中は、“自分のことだけ考えていればいい”という状態から、“いまや僕がリードしている。守る立場だ”という状態に変わっている」

「しかし、それは危険だ」

■今シーズン最も重要なラップ

ロズベルグはメキシコGPのフリー走行で調子が上がらず、予選でもQ3の途中までレッドブルやフェラーリに先行されていた。しかし、Q3最後のアタックでハミルトンに次ぐ2番手タイムをたたき出し、1列目を確保した。

「あれはニコにとって今シーズン最も重要なラップだったかもしれない」とブルツは予選後に評価している。

■流れはハミルトンに?

いずれにしても、ここ2戦は流れがハミルトンに傾いているのは明らかだ。第18戦アメリカGPではハミルトンがポール・トゥ・ウィンを飾り、メキシコGPでもポールからスタートする。

メルセデスAMGは、メカニカルトラブルが相次いだハミルトンに公平なチャンスを与えるためにロズベルグが使えるエンジンモードを制限しているのではないかといううわさも出ている。

しかし、メルセデスAMGビジネス部門のエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、このうわさを否定し、単純に2人のパワーバランスが変わっただけだと話している。

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