メルセデスは、F1で最強のV6ターボハイブリッドエンジンを搭載したハイパーカーを2年以内に生産すると、パリ・モーターショーのメルセデスベンツメディアナイトで発表した。
ダイムラーのR&Dトップ、トーマス・ウェバーは、F1のドライブトレインを使用すると認め、一般道路での使用に適したチューンがされるという。
「我々は、F1ドライブトレイン技術を搭載したAMGパフォーマンスハイブリッドを創ろうとしている」
「我々のパフォーマンス部門は、全てにおいて最も効率的で、最高のパフォーマンスで、最も壮観なAMGを創るために力を合わせている」
「一部ではハイパーカーと言われているが、我々は未来へのパフォーマンス・ブランドをご紹介できるでしょう」
「このクルマの感情的なアピールの面において妥協はない。知性と感情を組み合わせたパフォーマンスをご覧ください」
■ロードカー用F1エンジンは約900馬力
F1エンジンのロードカーバージョンは、約900馬力(671キロワット)で開発され、2つのターボが配置される。
左右の前輪に装着されるだろう電気モーターは、160馬力(119キロワット)を生成する。
車両重量は、ちょうど1000kg超軽量をターゲットにしており、さらにパフォーマンスを高めるために優れた空力ボディにも取り組んでいる。
ティザースケッチを見ると、高性能2シーターカーは、まるでWECマシンのような曲面的なルーフを持ち、主要なAMG製品のようにドアはガルウィングが期待されている。
■詳細は来年の50周年で発表か?
AMGは2017年に50周年を迎えることから、このハイブリッドマシンは早ければ来年にも明らかにされるかもしれない。