4度F1王座についた元F1ドライバーのアラン・プロストが、フランスの若き後輩ドライバーであるエステバン・オコン(マノー)が今後F1で順調にステップアップを果たしていくだろうと語った。
2014年にヨーロッパF3チャンピオン、そして2015年にはGP3チャンピオンとなった20歳のオコンは、メルセデス所属ドライバーながら、今シーズン前半はルノーの控えドライバーを務めていた。そして、参戦資金が底をついたリオ・ハリアントに代わって第13戦ベルギーGPでマノーからF1デビューを飾っている。
そのオコンに関して、2017年にはルノーのフルタイムドライバーになるのではないかとの強いうわさがささやかれている。
現在ルノーのアンバサダーを務めるプロストは、母国フランスのテレビ局『Canal Plus(カナル・プリュ)』に次のように語った。
「エステバンは現在マノーで走っているが、彼は二つの大手自動車会社(メルセデスとルノー)の支援も受けている。F1にデビューするにあたり、それは彼にとって理想的な状況だ」
「今後どうなるかは分からない。だが、私は彼の将来は非常に有望だと信じているよ」
「来年は何が彼を待ち受けているのかはよく分からない。特にルノーとの関係においてね。だが、それに関してはさまざまな話し合いが行われているよ。チーム内でどうなっているのかも私は知らない。だが、エステバンは非常に有望な若手ドライバーの1人だ」
そう語ったプロストは、次のように締めくくった。
「ルノーがどういう決断を下すかは分からない。だが、いずれにしても、エステバンはいい方向に向かうはずだよ」