来季ジェンソン・バトンに代わってマクラーレンのコックピットに収まることになったストフェル・バンドーンが、2017年にはチームメートのフェルナンド・アロンソに勝つつもりだと語った。
■2017年はバンドーンがアロンソのライバルに?
アロンソにとって、マクラーレンでルーキードライバーとコンビを組むのは2017年が初めてではない。ルノーに在籍していた2005年と2006年に2年連続でF1タイトルを獲得したアロンソは翌2007年にマクラーレンに移籍。そして、その年にマクラーレンでF1デビューを飾ったのが現F1チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だった。
だが、ルーキーのハミルトンは2年連続チャンピオンであるアロンソと互角以上のレースを展開。そしてハミルトンやチームとの関係が悪化してしまったアロンソはマクラーレンとの契約をわずか1年で中途解除してチームを離脱したという経緯を持っている。
だが、そのアロンソはF1イタリアGPが開催された先週末のモンツァにおいて次のようなジョークを語った。
「ストフェルはイギリス人じゃないから、問題ないと思うよ」
■アロンソに勝つことが最初の目標だとバンドーン
しかし、24歳のバンドーンは、アロンソとのチームメートバトルを楽しみにしていると母国ベルギーの放送局『Sporza(スポルザ)』に次のように語った。
「彼(アロンソ)のチームメートとしてデビューできるのは僕にとって有利なことだと思っているよ」
「アロンソは2回F1王座に就いているし、最高レベルのF1ドライバーだと考えられている。もし、僕が彼よりも優れているということを証明することができれば、僕のキャリアにとっていいことだからね」
そう語ったバンドーンは、マクラーレンのように注目を集めるチームでF1ドライバーとしてのキャリアを開始できるのはいいことだと次のように付け加えた。
「プレッシャーも大きくなる。だけど、F1チャンピオンを目指すのであればそれに対処できるようにならないとね」