F1第13戦ベルギーGPで大クラッシュしたケビン・マグヌッセン(ルノーF1)は、今週末のイタリアGP(9月4日決勝)に出走できる見込みだ。
マグヌッセンは、高速コーナーのオールージュから駆け上がった先のラディオンでコントロールを失ってスピンし、タイヤバリアに激突した。
マシンは大破したが、幸いマグヌッセンはすぐに自力で降りることができた。その際に足を引きずっており、病院に運ばれて検査を受けた。
チーム代表のフレデリク・ヴァスールによると、マグヌッセンはかかとに切り傷を負ったという。
「今、戻るところ。かかとが痛いけれど、モンツァまでには準備できるよ」とマグヌッセンはツイートしている。
■ジョークを言う余裕も
マグヌッセンのアドバイザーであるイェスパー・カールセンは、デンマークのテレビ局『TV3』に次のように話した。
「私が会ったとき、ケビンは元気で、ちょっとジョークを言っていた。だから大丈夫だ。救急車に乗るときも笑顔だった」
「少し打撲があり、回復するまでに数日かかるだろうが、大事なことは彼が無事だということだ」
しかし、ヴァスールは、マグヌッセンがイタリアGPに出走できるかどうか決めるのはあくまでもFIA(国際自動車連盟)だと話している。
■クラッシュでヘッドレストが吹き飛ぶ
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、マグヌッセンのコックピット周辺のヘッドレストが激しいクラッシュで外れたことについてFIAが調査を行うと伝えている。
「保護装置があのように外れるのを見たのは、あれが初めてだった」とFIAの競技委員長チャーリー・ホワイティングは話している。
Thanks for all your messages folks! On my way home now with a sore ankle but will be ready for Monzapic.twitter.com/7CH5DttYpw
— Kevin Magnussen (@KevinMagnussen) 2016年8月28日