マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、スパ・フランコルシャン・サーキットで行われたF1ベルギーGP決勝を振り返って次のようにコメントした。
●【タイム結果】F1ベルギーGP 決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
■エリック・ブーリエ「モンツァでもポイントを取りに行く」
「おとといから昨日にかけて次から次へと問題を抱えていたが、今日はフェルナンド(アロンソ)がノートラブルで走ることができた。グリッド最後尾から力強い走りを見せ、最後には7位となったんだ。本当に劇的なベルギーGPだったよ」
「逆に、レース開始早々にジェンソン(バトン)はほかのクルマにぶつけられてしまった。ジェンソンのほうに非はなかったがね。そのダメージは彼にレースを続けさせるにはあまりにも深刻だと判断せざるを得なかった。彼にとっても我々にとっても非常にくやしいことだった。今週末、彼が非常に印象的なペースを示していただけにね」
「だから、全体としては、ここでも我々のクルマのパフォーマンスには勇気づけられたし、数日後にイタリアに着いたときには今週末の調子をベースにさらに伸ばしていけるだろうと考えているよ」
「確かに、モンツァはF1カレンダーの中でも最速のサーキットだ。そして理論的には我々のクルマはそういう非常に長いストレートのあるサーキットには合っていない。だが、それでも、我々はあそこでポイントを獲得するために最善を尽くしていくよ」
「ポイントに関して言えば、今日はフェルナンドが6ポイントを稼いでくれてコンストラクターズランキングでトロロッソの上に出ることができた。我々が6番手に上がったんだ。その順位自体はすごいとは言えないが、我々が正しい方向へ進んでいることを示すものだ」
「最後に、マクラーレン・ホンダの全員を代表して、今日オー・ルージュで大クラッシュを喫したかつての仲間であり、我々のドライバーを務めていたケブ(ケビン・マグヌッセン/ルノー)に対して『お大事に』と言いたい」