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バトン「タイヤのせいで限界まで攻められない」ピレリは反論

2016年08月28日(日)19:37 pm

タイヤの空気圧が高すぎるというドライバーの不満にピレリが反論した。

F1第13戦ベルギーGPでは、タイヤの性能劣化が激しいことにドライバーから不満が相次いだ。特にピレリが指定した空気圧については「馬鹿げている」とフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)は話していた。

チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)も、「スーパーソフトはとにかくひどい。2周で終わりだ」と話す。

■「クレイジーだ」とバトン

ジェンソン・バトン(マクラーレン)は、次のように話した。

「これまでのF1キャリアを通して、こんなふうに走るはめになったことはないよ」

「ウォームアップラップで飛ばしたら、ブリスター(オーバーヒートでタイヤ表面に気泡ができる現象)やオーバーヒートが起きるんだからね。クレイジーだ」

「空気圧がこんなに高いのは残念だよ。タイヤのせいでクルマの限界まで攻められない状態になっているんだからね」

マッサは、タイヤを守るために決勝スタート前のフォーメーションラップもペースが遅いと予想している。

「フォーメーションラップの僕より、6歳の息子のほうが速く運転できるだろうよ」とマッサは話した。

■高い空気圧は2月に通知済みとピレリ

昨年のベルギーGPでは、タイヤが突然破裂する事故が2回発生した。それ以降、ピレリはタイヤの空気圧を高めに設定しており、これを守ることがチームに義務付けられている。

空気圧に対する批判を受けて、ピレリのF1責任者であるマリオ・イソラは、『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように反論した。

「大騒ぎになることが理解できないね」

「高速コースでこうした空気圧になることを、ドライバーは2月には知っていたはずだ」

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