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ベッテル、8月1日に2017年仕様ワイドタイヤを初テスト

2016年07月30日(土)5:43 am

F1では2017年からかつてのような幅広タイヤを導入することが決まっているが、その試作品を最初にテストするのはフェラーリのセバスチャン・ベッテルとなることが明らかとなった。

■ベッテル、フィオラノで幅広ウエットタイヤをテスト

ベッテルは、自分にとってはホームレースである今週末のF1ドイツGP(31日決勝)が終わったあと、そのまままっすぐイタリアに向かい、フェラーリが所有するフィオラノ・サーキットで8月1日(月)にピレリの2017年仕様タイヤのテスト走行を担当することになる。

ピレリの新タイヤテストはフェラーリ、レッドブル、メルセデスAMGがそれぞれ8日ずつ分担して合計24日で行われることになっているが、その初日が次の月曜日というわけだ。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、ベッテルは2017年から適用される新ルールに合わせて改造が施されたフェラーリ2015年型車を用いてテストを行うことになるが、今回のテストではサーキットを人工的にウエット状態として新しいウエットタイヤのテストを行うことになるという。

■フルタイムドライバーによるテストを希望するピレリ

ピレリの2017年仕様タイヤテストには、上記の3チームがテスト用車両を提供することになっているが、ピレリは実際にF1レースに参加している現役のフルタイムドライバーがテストを担当してくれるよう各チームに要請している。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ピレリ関係者の次のようなコメントを紹介している。

「我々としてはドライバーたちから得られる最善のフィードバックを頼みにしたいと思っている」

■レッドブルはブエミが担当

だが、8月3日(水)にムジェロでレッドブルのF1カーを用いて行われるテストには幅広スリックタイヤがお目見えする予定になっているものの、そのテストを担当するのはダニエル・リカルドでもマックス・フェルスタッペンでもなく、控えドライバーのセバスチャン・ブエミになるという。

レッドブル育成ドライバーであったブエミは、2009年から2011年までトロロッソでF1参戦を行った経験を持つ。2011年限りでトロロッソのシートを失ったブエミだが、その後もレッドブルの控えドライバーを務めるかたわら、トヨタからWEC(世界耐久選手権)に出走するほか、フォーミュラEにもフル参戦しており、セカンドシーズンには見事に総合チャンピオンに輝いている。
その後、9月にはメルセデスAMGがテストを担当することになっている。

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