F1で生き残るために売却先を探しているようだとのうわさもささやかれているザウバーだが、ここへきて少し前向きなニュースが伝えられている。
今年、かつてないほどの財政危機に見舞われているスイスチームのザウバーでは300人のチームスタッフに対する給与支払いがたびたび遅れていることも明らかになっている。
だが、スイスの『Blick(ブリック)』が報じたところによれば、ザウバーでは今週末に行われるF1オーストリアGP(7月3日決勝)を前に、これまで支払いが遅れていた5月分に加え6月分の給与も支払いを済ませたという。
これに関し、チームの共同オーナーであり、唯一の女性F1チーム代表として知られるモニシャ・カルテンボーンは次のようにコメントしている。
「私たちは包括的な解決策を進めているところです。給与支払いも、その解決策の一環です」
だが、『Blick(ブリック)』もカルテンボーンが言う“解決策”がチームの売却を意味するものかどうかにまでは言及していない。