現役ドライバー中最多F1出走回数を誇るジェンソン・バトン(マクラーレン)が、近年の若手F1ドライバーたちに対して苦言を呈した。
■最近の新人ドライバーは未熟過ぎる
36歳のバトンは、ブラジルの『UOL Esporte(ウニヴェルソ・オンライン・エスポルチ)』に次のように語った。
「F1に到達する前にもっといろいろ学んでくるべきだったドライバーたちがたくさんいると感じているよ」
「彼らはすごく不安定なんだ。彼らからはいつものるかそるかという感じでやっているという印象を受けてしまう」
■F1昇格までに学んでおくべきことが多い
2000年にウィリアムズからF1デビューを果たし、今年で17年目のシーズンを送っているバトンは、現在のF1ルーキーたちがそういう自暴自棄的な運転をするのは、まだ成熟度が足りないせいだろうと考えている。
「ああいう運転の仕方は、F1に上ってくるまでに卒業していないとね。キャリアがこのレベルに到達するときまでに、クルマで何をすればいいのか、順位を上げるためにはどういうレースをすべきなのかということを理解できるような賢さを身につけていなければならないんだ」
■ミハエル・シューマッハがお手本になる
そう語ったバトンは、今自分が話しているような新人ドライバーたちも、かつて7度F1王座についたミハエル・シューマッハが行っていたレースから学べることがあるはずだと次のように付け加えた。
「こういう新人ドライバーたちは、もっとミハエルのレースを見る必要があるね。彼も常に激しいレースをしていた。だけど同時に彼の戦い方は常にすごく正しかったよ」