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メルセデスAMG「ハミルトンが今季初優勝で反撃開始」/モナコGP決勝

2016年05月30日(月)3:38 am

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが、モンテカルロ市街地サーキットで行われたF1モナコGP決勝を振り返って、次のようにコメントした。

●【レース結果】F1モナコGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数

■ルイス・ハミルトン「最高の場所で44勝目を達成」
決勝/優勝
「ナンバー44を付けてから優勝した中では最高の場所じゃないかな。以前ここで勝ってから8年ぶりだよ。本当に特別な日になった。思い出せる中でも本当に厳しいレースのひとつだったよ。ゾーンの中にとどまり、ミスを犯すこともなくトップでゴールできたなんて本当に信じられないよ。ここは毎日歩いているところだし、このレースで優勝した偉大な先人たちのことを考えている。ファンジオやモスやヒル、そしてセナのことをね。また自分の名前をそのリストに加えることができたのは本当に素晴らしい気分だよ」

「自分で行った戦略上の判断がうまく行ったと言えるのは普段はあまりないことなんだ。だけど、最初にチームがピットに入るように伝えてきたときにはコースが乾き始めているのが分かっていたし、タイヤもまだかなりいい感じだった。だからそのことをチームに伝えたら、彼らもそのままとどまるように言ってきたんだ。それがすごくうまくいったよ。その後はタイヤをいたわり続けるだけだった」

「そしてほかのドライバーたちがインターミディエイトでどういうタイムを出し始めたかが分かったときには少しペースを上げたよ。もう乾いていたからね。その段階では、僕は彼らのタイムと互角だった。だから、乾くまではこのタイヤで行けるはずだと考えていた。だけど、そのタイヤでうまく走ることができる範囲にとどまり続けるのは本当に難しかった。最初の2つのセクターはほぼ乾ききっていたからね」

「スリックタイヤでコースに戻ったときにはまるで氷の上を走っているみたいな感じだったよ。攻めた走りをするのが難しいのは分かっていたし、すごく接近した位置でコースに戻ったから厳しかったよ。もし彼(ダニエル・リカルド/レッドブル)がピットで失敗していなかったら僕が前に出ることはできなかっただろうね。だけどそういうことが起きることもあるし、それには理由があるんだ。そして今日それが起きた理由は、僕が44回目の優勝をするためだったのさ」

■ニコ・ロズベルグ「こういう日もあるけれど・・・」
決勝/7位
「レースではいい日もあれば悪い日もある。今日は僕にとっては悪い日だった。勝利するために戦えるだけのペースがなかったし、なぜそうだったのかその理由を調べる必要がある。ブレーキの問題の可能性があると思うけれど、まだはっきりとしたことは分からない。レースの最初のほうでウエットタイヤを履いていたときには限界まで攻めることができる感じがしなかったよ」

「チームからルイスに抜かせろという要請があったとき、それを受け入れることは簡単なことだった。そのときは本当につらかったけれどね。僕には本当にペースがなかったし、ルイスには明らかにチームに勝利をもたらすことができるだけの速さがあった。僕たちには、もし自分が前にいても、もう1人のほうに勝つチャンスがあれば彼にチャンスを与えるというルールがあるんだ。そこからは、自分の有利な形には進まなかったよ」

「ピットストップでも問題が起きた。ピットレーンがこみあっていたからそのままとどまっていなくてはならなかったんだ。ほかのクルマがわきをすり抜け、僕は突然6番手にまで下がってしまった。モナコで後ろになってしまえば、そこにつかえてしまうということさ。最後にはニコ(ヒュルケンベルグ/フォース・インディア)のソフトタイヤのほうがずっとラバーが残っていたし、僕のウルトラソフトタイヤはすでに終わってしまっていた。だから小雨の中で温度が下がってしまい、グリップを失ってしまったよ。それによって彼に抜かれてしまったんだ。要約すればそういうことさ」

「今日はほんとうにがっかりしている。またホームレースで勝ちたいと思っていたからね。だけど、うまくいかなかった。すごくつらい気分だし、恐らくこれを受け入れるには1日くらいかかるんじゃないかな。でも、これからはカナダGP(6月12日決勝)のほうに集中していくし、そこでまた強くなって戻ってくるよ」

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