ダニール・クビアト(トロロッソ)は、自分の考えを口に出すことを「恐れない」と話している。
レッドブルからトロロッソへの降格を突然申し渡されたクビアトは、当然ながらレッドブルに対する不満を口にしている。
レッドブルに批判的なコメントをするのは、キャリアに不利なのではないかとF1モナコGPで聞かれると、クビアトはこう答えた。
「今、僕には怖いものは何もないよ」
「僕は思ったことを言っただけ。それが気に入らない人がいても、別に構わない」
■二転三転した捨てバイザー禁止ルール
モナコGPでは、捨てバイザーをめぐるルールに関して変更が相次いだ。
FIA(国際自動車連盟)は、捨てバイザーがつまってマシントラブルが起きることを防ぐため、はがしたバイザーはピットレーンで捨てるかコクピット内にとどめるよう求めた。しかし、これが難しいと分かると、1レース2枚までとした。
この件は26日(木)のドライバーズミーティングでも話し合われた。その様子をクビアトは次のように話している。
「バイザーの枚数の話は、1枚だ、2枚だ、10枚だと、まるで幼稚園だよ」
「僕には分かりきったことだ。コース上ではバイザーを変える必要がある。2、3周で必要なときもあるし、オイルで覆われてしまったら、すぐにはがす必要がある。ピットではなくてね」
「もっと明確な回答が出ると思うよ。安全上、僕たちにはきれいなバイザーが必要なんだからね」
その後FIAは、捨てバイザーの枚数規制は取りやめ、必要最低限にするようドライバーに要請する形に変更した。