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ドライバー保護用「エアロスクリーン」導入も選択肢の一つとFIA

2016年04月29日(金)22:24 pm

F1を統括するFIA(国際自動車連盟)は、レッドブルが考案した「エアロスクリーン」をF1に採用する可能性があることを認めている。

F1ロシアGP(5月1日決勝)初日のフリー走行で、レッドブルのダニエル・リカルドが、戦闘機のキャノピーを思わせるドライバー保護装置を装着してテスト走行を行った。

当初FIAは、メルセデスAMGが考案した「ハロー」と呼ばれる保護装置の導入を検討し、冬季テストではフェラーリが実際に装着してテスト走行を行った。しかし、F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、レッドブルのエアロスクリーンのほうが好ましいと話している。

すべてのテストを完了したあとで2つの方式がF1委員会に提案され、「どの道を取るかを決定する」とホワイティングが話したことを『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えている。

■ドライバーは賛否両論

レッドブルのエアロスクリーンを見たドライバーの反応はさまざまだ。

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、「どちらも格好良くはないね。でも、大切なのは効果があるかどうかだ」と話している。

一方、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、F1から危険性が消えると魅力も削がれると懸念している。また、エアロスクリーンの見た目も好きではないと話す。

「まるで暴徒鎮圧で使う盾みたいだ」とハミルトンは話している。

バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)は次のように話す。

「オープンコックピットでもクローズドコックピットでも僕は気にしないよ」

「それでこのスポーツが変わるとは思わない」

「深刻な事故やケガを減らせるなら素晴らしいことだ。でも、特にどちらが好みということはないよ」

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