今年ルノーからF1デビューを飾ったジョリオン・パーマーだが、早くもそのシートを失うかもしれないというプレッシャーにさらされているようだ。
■早くもルノーにドライバー交代のうわさ
ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』は、いまだにノーポイントであるばかりか、前戦中国GPではザウバーやマノー勢にも後れをとって最下位でフィニッシュしたパーマーに代えて、ルノーが控えドライバーのエスエバン・オコンを昇格させる可能性が高まってきていると報じている。
『Speedweek(スピードウィーク)』のマティアス・ブルーナー記者によれば、今週末に開催されるF1ロシアGP(5月1日決勝)が「彼(パーマー)にとってはこれが最後のチャンスとなるかもしれないとも言われている」という。
■オコンの飛び級F1昇格実現か?
その場合、パーマーに代わってルノーのコックピットに収まるのではないかと言われているのが、19歳の控えドライバーであるオコンだ。オコンは本来はメルセデスとの契約下にあるものの、現在はレンタルという形でルノーの控えドライバーを務めている。
だが、昨年には、現在ルノーのレーシングディレクターを務めるフレデリク・ヴァスールのチームから出走したGP3シリーズでチャンピオンとなったこともあり、ヴァスールも彼を非常に高く評価していることはよく知られている。
■まだ学んでいる段階だとパーマー
一方で、2014年のGP2チャンピオンであるパーマーは、中国GPを最下位で終えることになったのは非常に恥ずかしかった認め、と次のように続けた。
「僕はまだ学んでいる段階だということを認めざるを得ないよ」
「僕の今の目標はメルボルン(開幕戦オーストラリアGP)でのレベルに戻ることだ。あのときは自分のレースに満足できていたからね」とパーマーは付け加えた。