レッドブルのダニール・クビアトが、2017年には再びトロロッソのドライバーに格下げとなるのではないかとのうわさに反論した。
今季の開幕2戦ではあまり目立つことのなかった22歳のクビアトだが、前戦中国GPではスタート直後のターン1でフェラーリのセバスチャン・ベッテルに対して果敢に攻めかかり、順位を大きく上げることに成功。最終的に3位表彰台に上る活躍を見せ、レース後にファンによる投票で決められる“ドライバー・オブ・ザ・デー”にも選出されている。
■2017年にフェルスタッペンと入れ替えのうわさ
一方で、レッドブルに関しては来季のドライバーラインアップに関するあるうわさがささやかれている。
それは、2015年に17歳の若さでF1デビューを果たして一躍時の人となったマックス・フェルスタッペン(トロロッソ)を今後も自分たちの契約下に置いておきたいと考えるのであれば、2017年にはシニアチームであるレッドブルに昇格させる必要があるというものだ。
そして、仮にフェルスタッペンをレッドブルに昇格させた場合には、クビアトがそのシートを失い、フェルスタッペンと入れ替わりにかつて2014年にF1デビューを飾ったトロロッソに戻されることになるだろうと言われている。
■卒業した学校に戻る必要はない
そのうわさに関して地元ロシアの『Championat(カンピオナ)』から質問されたクビアトは、28日(木)に次のように答えた。
「そのうわさはかなり変だと思うよ」
「トロロッソは僕にとって素晴らしい学校だった。だけど、僕はすでにいい成績でそこを卒業したと思っているからね」
そう語ったクビアトは、次のように付け加えた。
「僕の来年の契約に関しては、速く走れば走るほどチャンスも増えると思っている。だから、これまでと同じように続けていけば問題などないと思っているよ」