F1メキシコGPの主催者が、同じ北アメリカで開催されるアメリカGPが無事に開催されることを願っていると語った。
2012年からオースティンのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で開催されているアメリカGPは、ファンばかりでなくドライバーの評判もかなりよいことで知られている。
だが、地域行政が補助金の削減に踏み切ったことから、今年に関しては本当に開催が可能かどうかいまだ不透明な状況だ。
仮に、無事にアメリカGP(10月23日決勝予定)が開催されることになれば、その翌週にはオースティンから直線距離でわずか800kmほどのところにあるメキシコシティでメキシコGPが開催されることになる。
当初、両グランプリの主催者たちは、この“ダブルヘッダーGP”のプロモーション活動をタイアップし、お互いに協力し合って2つのグランプリを成功に導こうという計画を進めようとしていた。
だが、アメリカGPの開催が不透明となった今、そうした計画を進めることも難しくなってきている。
メキシコにおけるF1マーケティング担当ディレクターであるロドリゴ・サンチェスは、『SportsBusiness Daily Global(スポーツビジネス・デイリー・グローバル)』に対して次のように語った。
「彼ら(COTA)は現在さまざまなことを経験している。そして大勢のスタッフたちも、共同プロモーションをどうするかということを考えるよりも優先しなくてはならないことを抱えているんだ」
「彼らがうまく乗り切って、アメリカでまた素晴らしいグランプリを主催して欲しいものだと願っているよ」とサンチェスは付け加えた。