F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、2016年シーズンにはフェラーリがもっとメルセデスAMGを必死にさせるよう奮起する必要があると語った。
オーストリアの『Tiroler Tageszeitung(チロラー・ターゲスツァイトゥング)』紙から、今年もメルセデスAMGが3年連続でタイトルを獲得しそうに思えるが、それについてどう思うかと質問されたエクレストンは次のように答えた。
「いや、それは彼らにとってよいことではない」
「ファンにとってもよいことではないし、誰にとってもよいことではないね。シーズン序盤から本当に競争力を持つチームが現れてくれることを期待したいものだ」
友人である元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーや、メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダらとともにキッツビューエルで催されたスキーの世界大会を観戦に来ていたエクレストンは、次のように付け加えた。
「我々にとって本当に必要なのは、フェラーリがよくなることだ。結局のところ、メルセデスAMGに対抗し続けることができる者が必要だからね」
エクレストンが名指ししたフェラーリとともに、レッドブルとマクラーレンは25日(月)と26日(火)にフランスのポール・リカールで行われたピレリのウエットタイヤテストに参加し、今年最初の公式活動を開始している。
そして、全チームがそろって行われる2016年F1シーズン前公式テストの1回目は、2月22日(月)からスペインのバルセロナで行われる予定となっている。
『Tiroler Tageszeitung(チロラー・ターゲスツァイトゥング)』から、シーズンオフの休暇を楽しめているかと質問されたエクレストンは、次のように答えた。
「私には休暇などないんだ。本当さ。そんな余裕はないんだよ」