2016年のチャンピオン候補にフェラーリのセバスチャン・ベッテルが挙げられている。
2014年以来2年連続でメルセデスAMGが圧倒的な強さでF1を支配したが、今年はフェラーリの進歩にも注目が集まった。
フェラーリの控えドライバーを務め、2016年からアメリカのハースF1で走るエステバン・グティエレスは、来年のチャンピオンは誰になりそうかとスペインの『AS』紙に聞かれ、即座に「ベッテル」と答えた。
1997年のチャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、イタリアのニュースサイト『Diariodelweb.it』に次のように語っている。
「彼ら(フェラーリ)はメルセデスAMGを捕まえられる」
「あれだけの資金があれば、メルセデスAMGを上回る仕事もできるだろう。ドライバーやエンジニアの雰囲気も良いから、明るい未来が待っているはずだ」
また、イタリア自動車クラブ会長のアンジェロ・スティッチ・ダミアーニは、2015年のフェラーリとベッテルに感銘を受けたと『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に語っている。
「赤いチームが2014年から復活したのは非常に大きかった」
「ベッテルは結果だけでなく、あっという間にチームとイタリアになじんで人気者になった点でも印象づけた」
「今では2016年がカヴァリーノ(跳ね馬)の年になるのではと期待している」