29日(火)で、ミハエル・シューマッハが頭部に大ケガを負ったスキー事故から丸2年になった。
史上最多7度のF1チャンピオンであるシューマッハは、現在もスイスの自宅でリハビリを続けているが、『Le Parisien(パリジャン)』紙は、その費用が月50万ユーロ(約6500万円)にのぼると伝えている。
シューマッハとともに黄金時代を築いたフェラーリ元会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは、「あらためて深い悲しみを味わっている」と『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に語った。
「コリーナ(シューマッハの妻)、ミック、ジーナ・マリア(シューマッハの子ども)とは親しくしているので、1月3日(シューマッハの誕生日)にはコリーナに電話するつもりだ」
「深い悲しみの中にあっても、私はまだ奇跡を信じているし、われわれの栄光の瞬間をいつも心に浮かべるようにしている」
モンテゼモーロは、唯一後悔することとして、シューマッハがF1復帰に興味を示したときにフェラーリのシートを用意できなかったことを挙げている。
「私がサードカーの提案を押し通すことができていたら、それは彼のものだった」とモンテゼモーロは話した。
また、フェラーリ創始者の息子であるピエロ・フェラーリは、「彼の状況を思うと悲しい。こんな運命が待っていようとは想像もしていなかった」と語っている。