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2016年に初開催のF1アゼルバイジャンGPに日程競合の試練

2015年12月25日(金)20:21 pm

2016年にF1レースを初開催するアゼルバイジャンのレース主催者が、ほかの有名イベントと日程がバッティングするものの、それほどの痛手にはならないだろうと示唆した。

ロシアとイランに挟まれた位置にあり、カスピ海に面したアゼルバイジャンは、ヨーロッパ圏に属する国として分類されており、最近は各種のヨーロッパのスポーツ大会や、ユーロビジョンと呼ばれる音楽大会なども開催している。

そのアゼルバイジャンの首都バクーで初開催される2016年のF1レースは、ヨーロッパGPと呼ばれることになるという情報もある。

■日程変更でル・マンと重なったアゼルバイジャン

4月に2016年のF1カレンダー情報が漏れ伝えられたときには、アゼルバイジャンのレースは7月に開催予定とされていた。だが、9月末に行われた世界モータースポーツ評議会で正式に承認された暫定カレンダーでは、アゼルバイジャンは6月中旬に時期が変更され、その結果有名なル・マン24時間レースと日程が重なることになってしまっていた。

いずれもFIA(国際自動車連盟)が統括するだけに、アゼルバイジャンGP決勝とル・マン24時間レースのゴール時間が重ならないような調整は行われることになっているが、いずれにせよ、2015年に初出場初優勝という快挙を成し遂げたニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)にとっては、2016年のル・マン出場のチャンスはなくなってしまった。

■UEFA2016ともバッティング

だが、アゼルバイジャンのレースは、ほかにも別の大きなイベントと日程が重なることになる。それは非常に人気のあるサッカーの欧州選手権UEFA2016だ。

だが、アゼルバイジャンのレース主催者であるアリフ・ラヒモフは、ロシアの通信社『Izvestia(イズベスチア)』に次のように語った。

「F1ファンのほとんどが、サッカーの大ファンではないという見方もある」

「もしそうであれば、彼らはF1を見るために2時間ほどサッカーから離れることだってできると思っているよ。我々にとって、それほど大きな問題にはならないだろうと思っている」とラヒモフは付け加えた。

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