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ニコ・ロズベルグ「ミハエル・シューマッハに勝てたことが重要だった」

2015年12月24日(木)19:47 pm

2年連続でチームメートであるルイス・ハミルトンとのF1タイトルに敗れたものの、2015年シーズン終盤には6連続ポールポジションを達成し、最終3レースで3連続ポール・トゥ・ウィンを飾り、2016年シーズンに向けて大きく弾みをつけたメルセデスAMGのニコ・ロズベルグ。

そのロズベルグが『Motorsport-Magazine.com』との単独インタビューで、かつてのチームメートであったミハエル・シューマッハや、ライバルチームたちのことについて語った。

■自分は過小評価されていると思うか?
ロズベルグ:僕は個人的に直接そういうことを言われたことはないんだ。だから、その質問に答えるのは難しいな。僕が過小評価されているかどうかなんて分からないよ。そうした意見はほかの人が僕に関して示した見解だし、僕はあまりそういうことを気にしていないよ。僕はそのためにレースをしているわけではないし、僕は勝つためにレースをしているんだからね。それに、そのことに関しては、最近はかなりうまくやれていたよ。

■ミハエル・シューマッハと比べてどうだったと思うか?
ロズベルグ:一緒にやっていたときには、統計数字が示しているようにミハエルとの差はそれほどなかった。だけど、僕たちは今とは全く違う状況にあったんだ。あのころは、僕たちは中団でいたけれど、今では最高のクルマを手にしている。だから単純に比較することはできないよ。今ではかなり激しくなっている。F1タイトルを争っていればなおのことだ。僕がミハエルと8位争いをしていたころとはちょっと違うよ。あのころは今ほどの激しさはなかった。

■ミハエル・シューマッハのチームメートだったことについて
ロズベルグ:僕にとっては面白い時期だった。僕はなぜ彼が7度もF1チャンピオンになれたのか分かったよ。彼はあらゆる部分で優れていたし、いろんな意味でいい仕事をしたよ。僕はあの3年間で彼に打ち勝つことができて満足している。それが重要なことだったんだ。

■ルイス・ハミルトンとの心理戦を軽く見積もり過ぎていたと思うか?
ロズベルグ:いや、決してそれを軽く見たりなどはしていなかった。その問題はミハエルと一緒のときにも合ったからね。彼はそういうことをするのが好きだったよ。

■ニキ・ラウダ(メルセデスAMG/非常勤会長)の役割について
ロズベルグ:ニキは自分の担当業務に関しては素晴らしい仕事をしているよ。彼が監査役会の会長という役割を非常にうまくこなしているのは確かさ。サーキットでは、まだ彼の中にはレーサーの心が残っているよ。それに、彼はいい調整役でもある。もし何かがうまく行かなかったときには、彼は「ああ、気にするな。腰を落ち着けてこの問題を解決しよう」と言うんだ。つまり、彼はレーサーとしての考え方を当てはめているよ。

■ライバルとしてのフェラーリについて
ロズベルグ:間違いなく、僕たちはフェラーリを脅威だと受け止めている。彼らは大きく進歩してきているし、来年もすごく強くなるだろう。彼らは今年もすでにセパン(第2戦マレーシアGP)で僕たちを負かしたし、それ以後ずっと競争力を保っていた。だけど、僕たちのほうが一貫した改善ができていた。僕もそれをうれしく思っている。僕らのチームは非常にいい開発のレベルを示してくれていた。

■ライバルとしてのレッドブルについて
ロズベルグ:レッドブルのことは常に考えておく必要がある。彼らは非常に強力なチームだ。1年半ほど前までは彼らは絶対的な強さを示していたし、どうにも手におえない相手だった。彼らが復活する可能性はあるし、常に彼らのことは注視していないとね。

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