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エクレストン「幅広F1タイヤの導入は難しいかもしれない」

2015年12月23日(水)21:04 pm

F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、F1チームたちが公式タイヤサプライヤーであるピレリのテストに協力しなければ、2017年シーズンから幅広タイヤを導入することは難しいだろうと語った。

F1チームを含む関係者たちは、F1をさらに魅力的なスポーツとするために、2017年にはF1カーのシャシーに関するルールを大きく変更することになっている。だが、新たなエンジン規格に関しては2018年からの導入となる可能性が高い。

しかし、エクレストンは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、「新しいエンジンも同じように2017年から導入したいと思っている」と語っている。F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)からF1改善案策定に関する「全権委任」を受けたエクレストンが、今後エンジン問題に関してどういう動きを示すかに興味が持たれるところだ。

ともあれ、パワーやダウンフォースの強化とともに2017年からのラップタイム短縮に貢献できるのがピレリだろう。ピレリはすでにより幅の広いタイヤを製造することに合意している。

だが、現時点では、ピレリはF1チームたちからタイヤ開発を進めるためのテスト実施に関する合意を得られていない。新たなF1用タイヤを開発するためには、それにふさわしい速いクルマが必要となるが、現状ではピレリがそういうテスト環境を手に入れるのは難しい状況のようだ。

「もっと攻撃的な外観のクルマにしたいんだ。そして、そのためのひとつの要素が幅広タイヤだ」

エクレストンはそう語ると、次のように続けた。

「我々はピレリにそういうタイヤを製造して欲しいと要請した。それは彼らのアイデアではなかった。だが、テストに関してはチームたちとピレリの問題なんだ」

「もしテストができなければ、ピレリは今のタイヤを製造し続けることになるだろうね」とエクレストンは付け加えた。

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