フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が、スペインの後輩ドライバーであるカルロス・サインツ(トロロッソ)にとって、2015年に同時にデビューしたチームメートがマックス・フェルスタッペンで良かったと語った。
今年20歳の若さでF1デビューを飾ったサインツだったが、話題の中心となったのは17歳でのF1デビューが大きな話題となったフェルスタッペンのほうだった。成績に関しても、サインツのほうにマシントラブルが多く発生したという不運はあったものの、フェルスタッペンが49ポイントを獲得してランキング12位だったのに対し、サインツは18ポイントしか獲得できず、15位で初シーズンを終えていた。
アロンソは、2015年シーズン開幕前に、今年のルーキードライバーの中で最もF1昇格に向けて準備が整っているのはサインツだろうと語っていた。
母国スペインの『AS』からそのことについての質問を受けたアロンソは、次のように答えた。
「そう、僕は今でも同じように思っているよ」
「ここ何年かの間にカテゴリーをよじ登ってきた若いドライバーの中では、僕の意見だけど、カルロスが最高だったよ」
アロンソはさらに、フェルスタッペンというセンセーションを巻き起こしたドライバーがトロロッソでチームメートだったことはサインツにとっていいことだったと次のように続けた。
「ああいうドライバーがとなりにいるのはいいことだよ」
「時には、良くも悪くもないチームメートと一緒になることがあるけれど、そういう場合には自分自身のことが本当には分からないんだ。マックスの場合はそうではないし、カルロスも素晴らしいシーズンを送ってみせ、みんなからの尊敬を集めることができたと思っている」
現在21歳となったサインツがいつかF1チャンピオンになることは可能だと思うかと質問されたアロンソは、次のように答えた。
「そうできるかどうかは、さまざまな要因次第だよ」
「その要因のひとつには運もある。彼が今後その運をつかむことができることを期待しているよ。だけど、少なくとも彼はいいスタートを切ることができた」
そう語ったアロンソは、次のように付け加えた。
「彼にとってうまくことが運んでくれることを本当に期待している。彼にはその資格があるからね」