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フェルスタッペンのブランド価値はすでに「数億円」だとマネジャー

2015年11月30日(月)19:12 pm

マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)のマネジャーを務めるレイモンド・フェルミューレンが、フェルスタッペンはそう遠くないうちにF1でも有数の高収入を得るドライバーになるだろうと語った。

■若すぎるとの批判を消してみせたフェルスタッペン

17歳でのF1デビューが大きな話題となったフェルスタッペンだが、そのルーキーシーズンで目覚ましい活躍を見せ、今や“早すぎるF1デビュー”への批判の声などまったく聞こえなくなった状態となっている。

9月末に18歳となり、晴れて自動車運転免許も取得できたフェルスタッペンだが、10月にタックスヘイブン(租税回避地)として知られるモナコへ転居していたことが明らかとなった。とはいえ、フェルスタッペンは、その転居は税金対策のためではないと主張している。

実際のところ、フェルスタッペンが現在受け取っている報酬は50万ユーロ(約6,500万円)以下だと考えられており、来季もこの額にまだ変化はないものと見られている。

だが、「まだ」という言葉が重要な意味を持っているようだ。

■フェルスタッペンの市場価値はすでに億単位

かつて、マックスの父親であり、元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペンのマネジャーでもあったフェルミューレンは、オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙に次のように語った。

「マックスの市場価値はすでに数百万(ユーロ/日本円にして数億円)に達しているよ」

実際のところ、フェルスタッペンの才能に目をつけたメルセデスAMGやフェラーリといったF1トップチームたちも、レッドブルの育成ドライバーであるフェルスタッペンの引き抜きを画策していると伝えられている。そして、F1チームばかりでなく、世界中のさまざまな会社が現在最も有望だと目されている若いフェルスタッペンとスポンサー契約を結ぶことに興味を示しているという。

「シーズンを通じたテレビでの露出に関しては、トロロッソがトップ3に入るんだ。それがすべてを物語っているよ」

■スポンサー契約金額はどんどん跳ね上がっているとマネジャー

フェルミューレンは、F1デビューを控えていたころにはスポンサー探しにも苦労していたものの、現在では(スポンサー候補からの)電話が鳴りやまない状態だと語り、さらに次のように付け加えた。

「マックスは有望株だし、それを証明してみせている。過去何か月かの間に、彼に対する興味が国際的に増え続けているよ」

フェルミューレンは、現在のフェルスタッペンの個人スポンサーを大事にすることは重要だとしつつも、今やフェルスタッペンのスポンサー契約料はかなり高額になっていると主張している。

「我々は料金表のようなものは作っていないよ。だが、もはやアマチュアレベルのような話をするわけにいかないことは確かだ。F1は世界的なものだし、我々の価値だってほかには負けないほどのものとなる」

現在フェルスタッペンはレッドブルの育成ドライバーとして複数年に及ぶ契約を結んでおり、一気に報酬増額というわけにはいかない。フェルミューレンは、それは何の問題もないことだと次のように続けた。

■ふさわしいスポンサーを時間をかけて選定

「急いではいないんだ。マックスも今はトロロッソとレッドブルにいることに問題はない。我々としてはまずはスポーツとしての利益を優先しているからね」

フェルミューレンは、どの企業とスポンサー契約を結ぶのがよいかを判断するためにももっと時間が必要だと次のように付け加えた。

「マックスは純粋な人間だし、まじめだ。そしてそれが強みになっているんだ。我々としてはそんな彼にぴったりのブランドを望んでいるし、それに関して妥協をするつもりはないよ」

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