フェラーリ「キミもセブもよくやった」／F1アブダビGP決勝
2015年F1第19戦アブダビGP決勝を終え、フェラーリのキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルは、次のようにコメントした。
【結果】F1アブダビGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
■キミ・ライコネン「常に優勝したいし、勝利にチャレンジしたい」
決勝／3位
「順調な週末だった。マシンのハンドリングは上々だったし、何の問題も起きなかった。決勝中のスピードがご機嫌だったよ。すべて順調に行った。ピットストップに少し時間がかかったかな。ちょっと遅れてしまって、メルセデスAMGに戦いを挑むのは無理だった。今日はもっと彼らに近づけたと思うが、このサーキットで3位はまずまずの成績だ。欲を言えば、常に優勝したいし、勝利にチャレンジしたい。昨年の僕らを考えれば、チーム全員の努力が実ったと思う。一年を通じてマシンの出来にはわりと自信があったし、結果もよくなった」
「来年は新たなチャレンジが始まる。マシンも新しくなる。今年やってきたことを繰り返し、常に進化しなければならない。チーム一丸となって戦い、今年の進化をさらに続けなければならない。来年何がどうなるかなんて、誰にも分からない。まだ考えるには早いよ。自分たちのベストを尽くして、他チームの成り行きを見守るのみさ。すべては時間が来ればはっきりする」
■セバスチャン・ベッテル「加入してほんとうによかった」
決勝／4位
「また表彰台に上りたかったが、チームとしては、これが精いっぱいの結果だ。レース序盤にもたもたして、前を追いかける流れに終始した。ペースはよかったし、特に第1と最終スティントで速かった。マシンもかなり調子がよく、追い越しも、まあまあできた方じゃないかな。すごく楽しかったよ」
「前々から分かっていたことだが、キミも僕もまったく違う戦略を取りながら、お互いを相手にするに至ったね。キミが上位を接近しているときは、僕が彼に道を譲ることになっていたんだ。彼に、メルセデスAMGのじゃまをしてもらうためにね。残念ながら彼らを悩ますには至らなかったが、キミを通せんぼするのだけは避けたかった」
「今年はいい一年だったと思っていい。メルセデスAMGを追い詰める最後の一歩が、これまた大変なんだが、わずか一年前のチーム状態を考えてみると、今年は奇跡的な巻き返しを演じたシーズンだ。一年を通じてこれほど進化したチームを、僕は他に知らないね。僕らのガレージは大きな笑みに包まれている。来年はもっと大きく笑いたいものだ。これからチームはさらに伸びるよ。加入してほんとうによかった」
