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【マクラーレン・ホンダ】「アロンソがファステストラップでトップ3」/F1アブダビGP決勝

2015年11月30日(月)4:10 am

ヤス・マリーナ・サーキットで行われた2015年F1第19戦アブダビGP決勝を終え、マクラーレンのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)が次のようにコメントした。

【ファステストラップ】アロンソ3位/F1アブダビGP決勝レース

■エリック・ブーリエ「応援してくれたファンに感謝」
「今日はフラストレーションがたまったし、疲れるレースだったよ。まさにフラストレーションと疲労だらけのシーズンを終えるにはぴったりだった」

「昨日の予選ではジェンソン(バトン)が12番手、フェルナンド(アロンソ)が17番手だったが、ポイント獲得の可能性という観点からすれば、今日の午後には何の進歩もなかった。我々のドライバーたちは12位と17位だったからね」

「2人とも最後までトラブルなしで走り切ることはできなかった。ジェンソンはウィリアムズがバルテリ(ボッタス)を危険な状態でピットから発進させたことによってリアウイングのエンドプレートにダメージを負ってしまった。フェルナンドはパストール(マルドナード/ロータス)にぶつかってしまったことで、その後ドライブスルーペナルティーを受けることになってしまった。あれに関しては、我々としては落ち度はないと考えていたがね」

「とは言うものの、ささやかではあるが、元気づけられることもある。コーナーでのスピードは週末を通じてすごくよかった。今日はレースの最後の5周でフェルナンドのセッティングを“フルパワー”に変えたんだ。それはアロンソにコース上で少し楽しんでもらうためばかりではなかった。このところずっと彼はそうした楽しみを味わえずにきていたからね。だが、そのパフォーマンス設定で我々のクルマがどういうパフォーマンスを発揮することができるかを確かめるためでもあったんだ」

「その結果は、勇気づけられるというような表現以上のものだったよ。52周目にアロンソは自信のファステストラップを刻んだが、それは1分44秒796だった。それよりいいタイムを出していたのはたった2人だけだった。メルセデスAMGのルイス・ハミルトンと、フェラーリのセバスチャン・ベッテルだ。つまり、我々はその域に到達してきているんだ。間違いのないことだ」

「かいつまんで言えば、我々は素晴らしいシーズンを送ることはできなかった。シーズンを楽しめた瞬間があったともいえない。ドライバーたち、スタッフたち、スポンサーやパートナーたち、そしてファンがずっとつらい思いをしてきたことも分かっている。だが、間違いなく、我々はライバルたちより劣っているパフォーマンスを向上させるために、これまでと同じように、人間としてできる限りのハードワークをこれからも続けていく」

「それゆえ、私は最後にドライバー、スタッフ、スポンサー、そしてファンに敬意を表したいと思う」

「ドライバーたちは非常に立派だった。サーキットの中でも外でもね。心をこめてレースをし、常にひどい順位で終わり、彼らの努力が報いられることがほとんどないにもかかわらず、それに対して決して文句を言わなかった」

「スタッフたちは国内外どこにあっても休みなく働き続け、素晴らしいチーム精神を示してくれた。全員に対して敬意を表したい」

「スポンサーとパートナーたちにも非常に感謝し、誇りに思っている。彼らは我々を信じ続けてくれた。そう遠くないうちに、大きなお返しができるはずだ」

「そして、最後に、我々の最高に忠実なファンは、期待外れに終わったにもかかわらず、マクラーレン・ホンダを熱心に信じ続けてくれた。みなさん全員に対して敬意を表したい。ありがとう。ブラボー!」

【ファステストラップ】アロンソ3位/F1アブダビGP決勝レース

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